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「読書、好きだったはずなのに。」

本を読みたい気持ちはあるのに、ページを開いて数分で頭がぼんやりしてくる。目が滑って内容が入ってこない。読むのがしんどくて、結局スマホに戻ってしまう——。

「読書=良いこと」とわかっているからこそ、疲れて読めない自分にモヤモヤする。「集中力がないのかな」「根気がないのかも」——そう思って自分を責めてしまう人も少なくありません。

でも安心してください。読書が疲れるのは、あなたのせいじゃないんです。

この記事では、読書で疲れてしまう原因と、“しんどくならない読み方”のヒントをお届けします。

なぜ読書は「疲れる」のか?

まずは、読書が疲れる理由を整理してみましょう。原因は大きく3つあります。

  1. 情報過多の脳が「読む」ことを拒んでいる
    現代人の脳は、朝から晩まで SNS・ニュース・動画…情報のシャワーを浴びています。脳はすでにパンパンで、本という“まとまった文章”を処理する余裕がなくなっていることも。
  2. 「ちゃんと読まなきゃ」がプレッシャーになっている
    「どうせ読むなら内容をしっかり吸収したい」「知識にしなきゃもったいない」。そんな “読書=努力” の意識が、無意識のうちに心の負荷になっている場合も。
  3. 体がすでに疲れている
    目の疲れ・肩こり・寝不足…。体の疲労が溜まっていれば読書も当然つらくなります。だから「疲れてる日は読めなくて当たり前」なんです。

疲れない読書に変える5つの工夫

  1. 読書時間を10分だけに決める
    「1章だけ」「タイマー10分だけ」など小さな目標で OK。
  2. スマホを物理的に遠ざける
    本を読むときは、スマホを別の部屋に置くだけで集中力が段違い。
  3. 読みやすいフォントと照明にする
    文字が小さい・照明が暗い本は避け、目に優しい環境を整えましょう。
  4. “完読”にこだわらない
    飛ばし読みでも途中でやめてもいい。「今日はここまで」で自分を褒める。
  5. 漫画・エッセイ・絵本を「読書」と認める
    気楽に読めるものを選ぶことが、疲れない読書の第一歩です。

「読書が疲れる」ときに手に取りたい3冊

読書したい気持ちはあるのに、なぜか集中できない——。 そんな“読書がしんどい日”に、そっと寄り添ってくれる本を3冊選びました。 短くてやさしい、でも心に残る、そんな一冊が見つかるかもしれません。

月とコーヒー

月とコーヒー

著者: 吉田篤弘 (著)

静かな日常に寄り添う短編集。1話数ページで読めるので、疲れていても気負わず読めます。
優しい言葉と空気感のある描写が、読むだけで“心のノイズ”をふわりと消してくれます。

何も劇的なことが起きない。でも、それがちょうどよくて。
疲れている日ほど、この本のやわらかさが身に染みます。

こころの読書教室

こころの読書教室

著者: 河合 隼雄 (著)

心理学者・河合隼雄が語る「物語の力」。昔話や文学作品を通じて、無理なく心を整えるヒントが散りばめられています。

読書が疲れるとき、自分の中にある“読む気力のなさ”さえ受け止めてくれるような、包容力のある一冊。
誰かに寄りかかりたくなる夜、そっと開きたくなる本です。

10分で読める短編小説 - 1

10分で読める短編小説 - 1

著者: 鍋島 五尺 (著)

1話10分以内で読める短編を集めたシリーズ。ミステリー、恋愛、ヒューマン…日替わりで気分に合うものを選べます。

途中で読むのをやめても、何の問題もない。
“完読”に縛られず、自分のペースで読める構成が、心と体にちょうどいい一冊です。
シリーズ化もしているのでぜひ!

「読む」ことを、もっと自由にしていい

SNS やニュースがあふれる現代で、読書を“義務”のように捉えてしまう人は少なくありません。
でも、本来、読書はもっと自由で、心地よい時間のはず。集中できなくてもいい。何度読み返してもいい。うとうとしながらでもいい。

大切なのは、「読んだ」という事実よりも、読んだときに自分がどう感じたかです。

読書が疲れるときは、無理にがんばらなくていい。読むことで癒されるような本をそっと手に取ってみてください。

もしあなたが「それでも何か読みたい」と思ったとき、疲れてても読める“やさしい読書”特集|心がほどける3冊 もぜひのぞいてみてくださいね。

✅ 本記事のまとめ

💡「疲れてても読める本」を探す

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